2016.10.30
抱きしめ合ったまま、どうしたらいいか分からなくて、固まる。とりあえず、つまらない奴だと思われないよう必死に考えて、名残惜しいけど身体を少しだけ離して太ももを撫でるのを再開する。
すると彼が「太ももだけ?」と聞いてきたので、思考も手も固まる。「…恥ずかしい」と言うと、「じゃぁ自分が手持ってくから、触って?」言われる。はあぁ、仰せのままに…。
ズボンの上から触る。そんなつもりは無かったけど、癖で考える。多分大きさはこれくらいだから、苦しくないやつだ…!やった!むしろ彼のならどんなでも苦しくないけど!
少しだけ個室内の気温が上がった気がする、と思ったら彼はズボンのチャックを下ろした。「生でいい?」頷くと、彼は少しだけズボンをずらして下着のゴムを浮かせた。手を入れて直接触る。全然湿ってなくて、改めて色んなタイプの人がいるんだなあって思った(笑)
少しだけ体制がキツかったので自分の体の位置をずらすと、察してくれたのかズボンも下着も脱いでくれた。一気に襲ってくる仕事感。でも目の前にいるのは紛れもなく、彼。
恥ずかしさよりも、つまらない奴だと思われるのがこわくて、再開する。あー、ドキドキする。うまくやらなきゃ、うまくやらなきゃ。
彼の手が、胸に触れた。ひぃ、恥ずかしいひいぃ、と思っていたら、ネルシャツのボタンをひとつ外される。彼にそんな手間をかけさせるわけにはいかないので、残りのボタンは自分で外した。さらに中に半袖のTシャツを着ていたが、そのTシャツの中に手を入れられる。緊張。「意外におっきいね?C?」「あっ、いや…B…」「え、これでB?絶対Cあるよ、」という、客にも何十回と言われたことのある感想を頂く。客に言われた時はなんとも思わなかったけれど、彼に言われたら本当にCな気がして、嬉しかった。でもほんとにBです。
好きなように触られて、恥ずかしくて俯く。
と、彼の手が自分の内太ももを触る。びっくりして、一瞬手が止まったかもしれない。彼の手はどんどん内側へ移動し、明らかにそこを狙って触った。一度彼から手を離し、自分のズボンとパンツを少しだけ下ろした。